自転車とFXで日本一周

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トルコリラを今からショート!アリ?ナシ?徹底的に論じてみた!

(最初に注意)

今回の記事は、トルコリラについて衣笠の所見を述べるものです。

今回の記事を読んで、参考になることがあれば嬉しいと思って書いています。

ただ、今回の記事を読んでエントリーしたり、逆にエントリーを見送ったとして、その際に生じる結果について、衣笠は一切お答えが出来ないので、その点だけご了承をお願いいたします。

当然のことなのですが、投機性の高い通貨に触れる記事なので、念のため前置きさせて頂きました。

(注意ここまで)

 

どうも、衣笠です。

本日は、こんなテーマでお届けします!

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8月10日、トルコリラ円が節目の20円をついに割り込みました。

かと思えば、あれよあれよと下落が続き、一時は16円台をつけるに至っています。

そんなトルコリラ円の様子を見て、

「今からでもショートしたら儲かるのでは?」

トルコリラはショートガチホが勝ち組」

といった声が聞こえてくるようになりました。

一方で、

「今からショートしても遅くないですか?」

「今からでも間に合いますか?」

という声も増えてきているように感じます。

 

今回の記事では、そんなトルコリラのショートについて、アリか、ナシかを論じていきたいと思います。

が、最初に結論だけ言っちゃいます。

いいですか?あくまで、衣笠の所見ですよ?

 

今からショートは、ナシです

 

ということで、ここからはショートがナシな理由について述べていきます。

しつこいかもですけど、あくまで衣笠の所見ですからね。

もしかしたら、ここから爆下げするかもしれません。

「衣笠を信じてショートしなかったのに!ショートしてたら爆益だったのに!!」

ってなる可能性も、もちろんありますからね。

では、前置きはこれくらいにして本題へ。

 

トルコリラが上がる可能性はあるのか?

まずこの点について論じていきたいと思います。

ファンダメンタルズ的に考えると、トルコリラが近日中に上がることは、ほぼあり得ません。

 

8月10日、トルコリラ暴落のきっかけの一つは、トルコのエルドアン大統領の演説です。

演説内容はこう。

「金やドルといった資産を、トルコリラに買い替えるよう国民に呼びかけた」

「現時点で、トルコリラ安を止める具体的な手立てがない」

 

国のトップが、「トルコリラ安を止める方法がない」と言っている状況ですから、事態は深刻ですよね。

 

また、トランプ大統領のツイートもトルコリラ安に追い打ちをかけています。

「われわれのトルコとの関係は現時点で良好なものではない」

と強調しつつ、鉄鋼・アルミニウムへの関税を2倍にすることを表明しています。

 

ファンダメンタルズ的な地合いでいえば、

トルコリラが上がる可能性は絶望的

といっても差し支えはないでしょう。

 

「え?じゃあ、今からでもショートすればいいんじゃない?」

「やっぱり、トルコリラショート美味しくない?」

そう思われた人もいるかと思います。

そうなんです。確かにそうなんですが、ちょっと待ってくださいね。

 

ここから、大事な話です。

相場の世界に、「美味しい話」はありません。

「〇〇をしておけば儲かる」とみんなが思い込んでいるときこそ、相場は反対に動くように出来ています。

美味しい話はない。過去の事例を3つほど

過去、「〇〇をしておけば儲かる」と言われたことについて、3つ例を挙げてみましょう。

1つめは、スイスフラン

2つめは、ビットコイン

そして3つめは、他でもないトルコリラです。

1.スイスフランの大暴落

スイスフランショック、という言葉は、FXをしている人なら聞いたことがあるかもしれません。

2015年1月15日に発生した、歴史的な大暴落です。

ユーロに対して、スイスフランが3500pips(!!)も下落したという大事件ですね。

これはなぜ起きたのか、皆さんご存知ですか?

 

当時スイス政府は、こんな声明を出していました。

「対ユーロで1.2を割り込むような下落があれば永続的に介入を行う」

つまり、スイスフランの価値が下がってきたら、国が全力で買い支えを行うと表明していたわけです。

 

普通に考えて、投資家にとって、これってめちゃめちゃ「美味しい話」です。

「ユーロ/スイスフランが1.2000に近づいてきたら、ロングで儲かる」

というのは、当時の個人投資家にとって共通の認識でした。

国が買い支える以上、1.2000を割り込むことがないわけですから、

「絶対に損をしないロングポジション」

になるわけですよね。とんでもなく「美味しい話」です。

 

というわけで、価格が1.2000に近づくたび、ロングで儲けていた投資家が大勢いたわけですが……

2015年1月15日、スイス政府はとんでもない声明を出しました。

 

「資金的に介入のコストを国として負担できる状況を超えた為、永続介入を止めることにした。」

 

もう、とんでもない衝撃ですよね。

「1.2000は死守するで!任せてや!」

と言っていた政府が、突如、

「もう無理。死守するのやめるわ」

と言ってしまったわけです。

 

「1.2000は割らないから安心」

そう思っていたロングトレーダーはどうしたか?

当然、一斉に売り注文を出すことになりました。

その結果生じたのが、3500pipsにも及ぶ大暴落だったわけです。

 

この話の教訓は多々ありますが、今回の記事ではこの点に注目です。

「1.2000付近でロングしておけば儲かる」

「1.2000付近のロングは鉄板」

多くの個人投資家がそう思っていましたし、そのように行動をしていました。

しかし結果は前述の通りです。ぜったい安全だと思ってロングをしていた人の多くが、退場を余儀なくされる致命的なダメージを受けてしまいました。

 

誰もが知っている「美味しい話」なんて、相場の世界には存在しないというのがこの出来事の教訓です。

2.ビットコインの大暴落

こちらはスイスフランより、さらに記憶に新しい出来事ですね。

2017年、ビットコインは世間を大変に騒がせました。

それもそのはずです。

2017年の4月にはビットコイン=12万円程度でした。

しかし同年の12月にはビットコイン=240万円弱を付けています。

わずか8か月で、価格が20倍に跳ね上がったわけですね。

 

この時、相場は明らかに過熱感がありました。

テレビCMも、ビットコインを扱える証券会社がバンバン露出していましたし、ワイドショーでも連日、ビットコインについて報じられていましたよね。

 

こうなると、今までビットコインは扱わなかった個人投資家も興味を持つようになります。

そればかりか、投資に関心がなかった人でさえ、ビットコイン取引を始めるようになりました。

その時、人々の共通認識はこうでした。

 

ビットコインはまだ上がる」

ビットコインは買っておけば儲かる」

ビットコイン買いは美味しい」

 

典型的な、「〇〇しておけば儲かる」という「美味しい話」状態でしたよね。

 

しかし、いまの結果はどうでしょう?

この記事を書いている現在、ビットコインの価格は67万円程度です。

ピーク時の、およそ4分の1ですね。

「美味しい話」に乗せられてビットコインを買った人たちで、実際に儲けられた人は、果たしてどれくらいいたのでしょうか?

 

この事例からもわかるように、相場に「美味しい話」はありません。

というより、一般人レベルの投資家が「美味しい話じゃないか?」と騒ぎ始めるころには、とっくに「美味しさの旬」を過ぎているわけです。

3.トルコリラの暴落

そして3つ目の事例として、他でもない、トルコリラをあげておきます。

トルコリラは、日本人の投資家に人気の通貨です。

皆さんご存知の通り、

トルコリラ円をロングしておけば、高スワップで儲かる」

「放置するだけでスワップ生活」

スワップ生活は美味しい」

という認識のもと、トルコリラ円を買っている人たちがいるからですね。

 

「高スワップで楽して儲ける」

という「美味しい話」に飛びついた人たちの現在は、あえて語りませんが、皆さんご存知の通りです。

 

とにもかくにも、「美味しい話」は相場に無いことは分かったもらえたのではないでしょうか?

というわけで、トルコリラショートはナシ

ようやく、本題に戻ります。

前述したように、「トルコリラは買い」が今までの主流でした。

しかし今回の暴落を受けて、明らかに、市場のセンチメントが変わってきています。

つまり、

トルコリラは売っておけば儲かる」

トルコリラはショートが正解」

という認識が、大多数に広がりつつあります。

トルコリラショート」「美味しい話」として認識されつつあるわけですね。

 

もう、言わなくてもいいですよね?

今まで見てきたように、市場に「美味しい話」はありません。

特に、誰もかれもが「美味しい話」と騒ぎ始めるころには、とっくに「美味しさの旬」は過ぎているわけです。

 

以上の理由から、今からトルコリラのショートは絶対ナシ!

だと、僕は考えています。

まとめ

 今回は、今からトルコリラショートがナシな理由について述べてきました。

いかがでしたか?

 

この記事を通して伝えたかったのは、トルコリラがどうこうというより、「美味しい話」についていくことほど危険なことはないということです。

 

別に、トルコリラショートしてもいいんです。

でも、そこには「自分なりの根拠」が絶対必要です。

テクニカル的な根拠でも、ファンダメンタルズ的な根拠でもいいです。

自分なりに、「こういう理由で、トルコリラはまだ下がると思うからショート」だったら、全然いいと思います。

 

ただ、

・なんとなく市場が売りムードだから

・ショートが儲かると周りが騒いでいるから

・売っておけば儲かりそうだから

というような、「美味しい話」に便乗するトレードは絶対にやめたほうがいいです。

3つの例で確認したように、「美味しい話」に乗っかるのは、リスクしかありませんからね。

 

それでは、本日はこのあたりで!

前述したように、今回の記事はあくまで衣笠の所見です。

現実には、トルコリラはまだまだ下がるかもしれませんし、ショートしておけば爆益かもしれません。

「美味しい話」に乗るのか、乗らないのかは、自己判断でお願いいたします。

 

ではでは~!