どうも、衣笠です。
8月22日(水)からのドル円・ユーロドルの見通しについて書いていきたいと思います。
下記の記事で書いた8月20日(月)からの見通しが合っていたかどうかも含め、書いていきたいと思います。
引き続きスパンモデルとスーパーボリンジャーを使って解説していきます。
スパンモデルやスーパーボリンジャーについては、下記の記事をどうぞ。
それでは、さっそく見ていきましょう!
ドル円
まずはドル円についてです。
前回の記事では、こんな風に書きました。
・戻り売りを中心に狙いたい。
・110.310、110.110を突破すると大きく下落する可能性あり。
・1時間足の遅行スパンが陽転したら買い目線へ切り替え。
・ポジションを傾けづらい状況から、ブレイクがあってもすぐに戻ってくる可能性あり。
こちらの見通しがあっていたのかどうかも含め、再度、日足と60分足を見ていきます。
日足
ドル円の日足チャートです。
月曜日、トランプ大統領の発言を受け、堅かった110.310、110.110を下抜けしましたね。
火曜日には109.800と、いよいよ110円を割り込む展開になりました。
ただ、前回の記事にも書いたように、ファンダメンタルズ的にポジションを傾けづらい状況が続いています。
そもそもトランプ大統領の発言自体、真剣に受け止める類のものではありません。
なので月曜日のNY時間~火曜日の東京時間の下落については、
「短期投機筋が発言をダシに売り仕掛けをしてきた」
程度のものであって、本格的な下降トレンドにはなっていませんね。
ショートカバーや、バーゲンハント的な買いも入り、水曜日の朝は110.300の手前を推移しています。
しかしながらテクニカル的には、110.000を割り込んだことは事実です。
遅行スパンや雲も明確に陰転しており、売りが優勢の局面であることは依然変わりありません。
日足レベルでは、BBの-1σと-2σの間を推移出来るかどうかで、下降トレンド継続の判断が出来そうです。
60分足
続いて60分足です。
遅行スパンが陽転してきていて、買いが優勢の局面になっていますね。
ただ、このまま買いの勢いが継続するとは考えづらく、基本的には110.500~109.780の間でレンジ推移になりそうな形状ですね。
万が一110.500を上に抜けてくると、やや買い目線を入れる必要があるかもしれません。
ドル円の戦略
まず考えられるのは、レンジ相場を狙った逆張りです。
というのも、22日深夜にFOMC、23日には重要指標、24日はパウエル氏の講演と、ビッグイベントが連続しています。
そのため、日足レベルのトレンドは週内には起こりづらいと見ています。
短期足でトレンドが出たとしても、トレンド方向についていくと、ダマシにつかまってしまうケースが十分考えられるため注意が必要ですね。
そのため、
110.300~110.500で逆張りのショート
→110.500を明確に超えたら損切り。
110.000~109.800で逆張りロング
→109.800を明確に割ったら損切り
というような仕掛けが入りやすそうです。
トレンドフォローについては、下降トレンドしか入りません。
上位足がはっきりと売り優勢なので、下位足で上昇トレンドが出ても、ついていくことはしないようにします。
そのため、
110.500を上抜けした場合
→レンジ帯に戻ってくるまで様子見。万が一、日足レベルで遅行スパンが陽転したら買い目線へ切り替え。
109.800を下抜けした場合
→同水準のレジサポ転換が確認出来たら、トレンドフォローでショートから入る。
このような戦略を考えています。
ユーロドル
続いて、ユーロドルについてです。
前回の記事では、こんな風に書きました。
・下手に手を出すと上下に揺さぶられて損切りが続きそう。
・戻り売りから入りたいが、1時間足の遅行スパンが陰転するまでは入れない。
・1.15000を上抜けしたら、買い目線に切り替えたい。
こちらの見通しがあっていたのかどうかも含め、再度、日足と60分足を見ていきます。
日足
遅行スパンは陰転していて、売り優勢の局面が続いていますね。
凄まじい勢いでV字回復をしていますが、ちょうど、今の価格帯が日足レベルでスパンモデルの雲の上限に差し掛かっています。
「トレンドは継続する」
という原則からいけば、このあたりから再度下落が始まってもおかしくありません。
なので、安易に強気目線で相場を見ると、週の後半は危険と考えています。
60分足
続いて60分足です。
遅行スパンも雲も陽転していて、完全に買いが優勢の局面ですね。
前回の見通しで「1.15000を超えたら買い目線に切り替える」としていましたが、まさかそのまま1.6をうかがうところまでいくとは……
ユーロドル戦略
本命は、売り目線で見ています。
このまま大きな上昇もなく推移していくと、本日のロンドン~NY時間には、1時間足レベルで遅行スパンが陰転すると考えています。
遅行スパンの陰転が確認出来たら、15分足レベルで戻り売りを狙っていきます。
本当は、買いトレードも想定しておくべきなのですが、どうしても買いから入るイメージが作れません。
無理に買いから入る戦略を立てると損切りに繋がりそうなので、週内は売り目線一本に絞って、売れるタイミングがなければ、トレード自体見送る予定です。
まとめ
というわけで、8/22(水)からの展望でした!
いつも以上に、ダマシが怖い局面だと考えています。
ブレイクがあったとしても、安易についていくことだけは避けたいところですね。
重要イベントが続く3日間になるので、突発的な値動きが増えることは容易に予想が出来ます。
突発的な値動きに振り回されると、損切りの嵐になることは多々あります。
そうならないためには、「トレードするタイミング」を事前に決めておくことが最も大切です。
大きな値動きに慌てず、「今は自分が決めたタイミングなのか?」と自問自答しながら相場を見ることで、無駄なエントリーを減らすことが出来ます。
今週は、特に「事前に決めておくこと」が勝敗を分ける相場になりそうなので、意識していきたいと思います。
ちなみに、「事前に決めておくこと」の大切さと手法については、下記の記事にまとめています。
それでは、本日はこのあたりで!
次回の展望は、8月26日(月)に更新予定ですよ~!
ではでは!